我々は、肉親を奪われた人々に心を寄せ続けたか?横田さん夫妻の哀しみはさらに深く、怒りは静かに激しさを増す。


9月18日午後。神奈川県藤沢市で開かれた拉致被害者と家族の人権を考える市民集会には、200人を超える人が駆けつけた。
参加者から、
「敵は二つだ。一つは北朝鮮政府、もう一つは時間。
時間はこちらの味方ではない。残された時間は少ない。
このままでは、拉致被害者は一生を北で過ごすことになりかねない」
との強い意見も出された。

東日本大震災の陰に隠れて人々の関心が薄れつつある。
しかし、よく考えていただきたい。
福島第一原発爆発被害者に対する我が国政府の対応と、拉致被害者とその家族に対する政府の対応は、
胸が悪くなるほど酷似しているではないか。
責任を追及されることを恐れ、政治家の誰もが命がけで被害者を救済しようとしない。
誤解を恐れず敢えていうと、言い逃れを繰り返し、何もしないで時間だけ稼いでいれば、そのうち被害者が一人二人と亡くなっていくのを待っているとさえ思えるではないか。
事実、我が子を胸にしっかりと抱くこともかなわず戦いのさなかで命がつきた被害者家族も現実におられるのだ。

国内にいる人さえまともに向き合おうとせぬ政府に、国外に誘拐された被害者と向き合う覚悟があるのだろうか。
どうも、この国の根幹は同じ病に冒されているように思えてならない。
人の命を最優先にする政策を、政府は目に見える形で即刻実行していただきたい。
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