思い出が音を立てて崩れた 気仙沼で

立ち尽くす女性がいた。見つめる先には我が家。取り壊しには応じたけれど、目の前で思い出の一つ一つが崩されてゆく。私が会釈をすると、深々とお辞儀を返してくださった。