誰もいなくなった

誰もいなくなった。家々に明かりが灯ることはない。

いつ戻れるのか。

戻ることはできるのか。

答えはまだ出てはいない。

飛行機雲、一筋

足繁く通った浪江町南津島を去る最後の日の夕方、美しい夕焼けだった。

放射能に満ちているのが不思議でならなかった。

南を目指して飛行機雲が一筋伸びていた。

俺が映っている

移動に疲れ切って倒れて動けなくなった牛の目に俺が映っていた。俺はどう見えているのだろう。